銀行の大変革に見る日本の現金主義VSキャッシュレス化の行方

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三菱UFJ銀行・三井住友銀行
相互にATM無料化が発表されました。

低金利に伴う収益悪化を背景に
ATMの設置台数を減らす銀行が増えており、

セブン銀行やローソン銀行など
既に全国展開している
コンビニ銀行のATMへ置き換えたり
今回のように他行同士で共通化するなどの
流れは今後も加速しそうです。

セブン銀行は、コンビニの利便性とあいまって
総利用件数は年々増加し2017年には8億件を突破。

この10月からはATMに
電子マネーチャージ機能を追加するなど、

常識にとらわれず既存銀行にはない
コンビニならではの収益モデルの確立で
差別化している様子を見ると、

銀行がATMをコンビニに完全アウトソーシングする
というのも当たり前になるのかもしれません。

このように、既存銀行のあり方が変わりつつあるなか
同時に気になってくるのが【現金主義の今後】です。

ネットバンキングやキャッシュレス決済の促進で
近い将来、スマホがあれば現金も財布も不要になる?
なんて言われることもありますが、
実は日本のキャッシュレス比率はわずか20%。

世界のキャッシュレス比率
https://www.ebisumart.com/blog/cashless/

中国の60%・アメリカの46%と比べると相当低く
これには、人手不足や治安の良さ(現金への信頼が高い)のほか、
「電子決済サービスの複雑化」も一因のようです。

・種類が多い
(クレジット・デビット・プリペイド・QR)
・決済手数料や導入コスト or 年会費
・地域差、普及率

など導入する店舗側も使用する消費者側も
比較検討する事項が多く、
複雑化してしまっているのが現状で

どのキャッシュレスサービスが自分に適しているか?
を見つけだすよりも、どこでも確実に使える
現金の方が楽に感じる消費者は少なくないと言われています。

そうした中で頭一つ抜き出ている?
と言われるのがSuicaやPASMOなどの交通系電子マネーです。

・明確な用途
(電車に乗るための電子マネー)
・圧倒的利便性
(タッチして通り過ぎるだけの決済
路線をあまり気にせず利用が可能)

という分かりやすさから普及が進み
発行枚数は合計1億枚を突破していて
キャッシュレス化に成功している一例なんだとか。

無人決済店舗や自動家計簿アプリなど、
キャッシュレスサービスが充実しているからこそ
【明確な用途】【圧倒的利便性】
といったメリットの周知がどれだけ進むかによって

日本の現金主義のあり方や
キャッシュレスサービス展開の行方は大きく変わりそうですね。